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水Navi---電解イオン水《還元水》の作り方飲み方 水を一日一升飲めば無病息災

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PH9.0~10.0で作ること

①電解イオン水《還元水》のアルカリ液の濃度はPH9.0からPH10.0のあいだで調整することが、ひじょうに大切である。私が長年にわたって、使用した臨床上の経験からいうと、これイ所言う濃くつくると便秘になったり、湿疹が増えたりする人があり、一方、薄く造ると効力が弱かったりするからである。
それゆえ、電気分解したイオン水は、飲む前に必ず試験紙で検査し、、濃すぎれば適当に水を加えて薄めたものを飲むか、いっそ棄ててしまって、新たにつくり直したほうがよい。濃すぎたものは胃の粘膜や分泌能に悪い影響を及ぼすおそれがあるからである。
なお、せっかく電気分解して作ったイオン水を、ただの水で割ることには異論もあるので、できれば、めんどうでも新たにつくり直したほうが無難だ。
②右の理由から、電解イオン水《還元水》をPH9.2となるように作るためには、、(イ)原料となる水の性質、(ロ)電気の強さ、(ハ)電気分解の時間、(ニ)加えるカルシウムの量などが関係するので、この四つの事項をいろいろ工夫して、上手に作る必要がある。

調整するための工夫

たとえば、試験してみた結果、濃すぎた場合は、井戸水や水道水を替えてみるとか、電気を弱くするとか、電気分解の時間を短くするとか、加えるカルシウムの量を減らすとか、場合によってはカルシウムを全然入れないで作るとか、いおいお研究してPH9.2になるよう調整してから飲むべきである。
カルシウムを加えないと、出来上がったイオン水の効果が弱いのではないかと憂慮する人もあるようだが、井戸水や水道水の中のカルシウムは、塩類というカミシモを着ていて、吸収が悪く、効力もまことに少ないが、電気分解されてカミシモをぬいだ裸のカルシウム・イオン水hあ、量は少ないようデモ、活性化していて吸収も良く、効力に雲泥の差のあることが臨床上確かめられているので安心ねがいたい。
おまけに、電解イオン水《還元水》は、単にカルシウム・イオンだけでなく、他のミネラルが数多く裸にされて含まれ、効力を発揮している。この意味で、農薬などの公害のない井戸水を電気分解するのが得策といえる。

最初から多量に飲まないこと

③次に大切なことは、最初からたくさん飲まないことである。ふつう、薬用量の一日100ccから始めるのがよい。
すなわち、一回にさかずき一杯とか、小さな茶わんの一杯から始めて、一日三回、なるべく空腹時に飲むこと。時間の都合でやむを得ない場合でも、食事との間隔は半時間異常離して飲むのがよいとされている。そして、尿量が増えるようになれば、しだいに飲む量をふやし、病気や症状によっては一日1,000ccないし、1,500ccまで、またはそれ以上飲んでも、いっこうに差し支えない。

腎臓病の人の場合

腎臓などの病気で水分を制限しなければならぬ人は、許された水分の量だけイオン水を飲むようにして始め、利尿作用が出て尿の回数や量が増えるにつれて、しだいにイオン水の量を増やすようにすれば、症状の好転が早く効果が大きい。
ただ大切なことは、心臓病や腎臓病などに強心利尿剤としてジキタリス剤を内服または注射中の人は、電解イオン水《還元水》と配合禁忌なので、電解イオン水《還元水》をその期間だけ飲まないようにすること。
この点、くれぐれも厳守していただきたいのである。
また、無酸症の人は原則として飲まないほうが無難である。ただし、医師の指導を受けながら注意して、ごく少量を飲むというよりもなめるようにして始め、ヨチヨチ歩きの子どもの練習のように胃や体の具合を見守りながら、一口ずつ飲み慣らしていくことによって、酸の分泌をうながすのも一つの治療法であろう。
ところで、電解イオン水《還元水》愛好者のかたから、よく、お米や豆、酒、ウィスキー、コーヒー等といっしょに炊いたり、煮たり、混ぜたりしたらどうかなどの質問にあうが、そのような実験データは今のところまったくないので、ご返事ができかねる。

密閉し冷暗所へ

④つぎに、製造した電解イオン水《還元水》は、なるべくならポリ・タンク容器等に密栓して気の抜けないようにし、また、夏などは冷暗所に保存すること。
栓をしていないものや、日光に当てたりしたものは、かなり電導度が下がってPHも下がり、とかく、使用に堪えない場合があるからである。
また、冬は、あまり冷めた過ぎても胃腸に悪いので、あらかじめ毛布などに包んで保温しておくとか、または肌の(摂氏36度~37度)温度くらいにおかんをして飲むほうが望ましい。
電解イオン水《還元水》といえども、注意が肝心である。

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