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水Navi---驚異のイオン水健康法 第ニ章 驚異の電解イオン水《還元水》

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ガンから糖尿病まで効果的 ----

動脈硬化を治す薬はない?

この世に生まれ出たのはいいが、病気でやつれ果てて苦しみあえぎながら死んでいく姿を見ると、自分だけはあんな死に方はしたくない、すくなくとも苦しんで死ぬことだけはまぬがれたいと、だれしもが思う。人の生命をたすけるのが職業の私でさえ、より一日でも長生きして楽しい思いをしたいと心からねがう。
しかしながら、こうした希望とは裏腹に、多くの人は「動脈硬化症」という名の新幹線に乗って、人生の終着駅へと駆け足で突っ走っていく。まことに皮肉なことといわねばならない。
だれも知っているように、動脈は心臓から送り出される血液を全身にくまなく運び、生きるために必要な酸素と栄養を身体全体に供給する大切な役目を果たしている。原理的には、ちょうどゴム管のように弾力性があって、必要に応じて伸び縮みしたり、拡張→収縮をくりかえすわけだが、残念ながら年をとるにつれて、しだいに硬く、かつ脆くなり、おまけに管の中がいろいろなもので詰まって細くなり、通りが悪くなっていく。
ことに美食や変色をかさねていると、どうしても動物性脂質がたまりやすくなり、これが管腔を狭くして血液をますます通りにくくしてしまう。その結果、頭や首が重くなったり、肩こり、物忘れ、視力の衰え、耳鳴り、高血圧の症状が出てきて、心臓に負担をあたえ、動悸、息切れ、立ちくらみ、めまいなどが目立って多くなる。夜中に小水のため目をさますこともしばしばとなり、足が冷えて浮腫ができる。また体がだるくなって手足に力がなくなり、とかく動きが悪くなるものだ。こんな症状になったら危険信号! もはや手のつけられない病気へと進行していく。
動脈硬化という病気は怖ろしい病気である。最終段階に達する血管が詰まってしまい、脳におこれば狭心症や心筋梗塞という命取りの病気となり、腎臓や足におこれば腎動脈硬化や脱疽などのように手遅れの重症となってしまう。
動脈硬化はふつう二十四、五歳ごろから始まり年をとるにつれだんだん高度となって、いわyる老化現象としてあらわれるが、最近では十代ごろからすでに始まりかけているものもあるといわれているので、食べ物についてはよほど注意してかからないといけない。

脂質代謝によい電解イオン水《還元水》

こうした老化現象を早くからおこさぬようにするにはどうしたらよいか。また、人生の終着駅につとめて鈍行でいくにはどうしたらいいのか。---これは、一にも二にも毎日の食事と養生に心を配る以外にない。
たとえば、酒、たばこ、コーヒーなどのような嗜好品は中性脂肪やコレステロールをふやして動脈硬化、血圧の上昇をきたし、砂糖もまた血中の中性脂肪をふやすので、一日五十グラム以下におさえなければならない。
植物性油を主として使用する和食の場合は塩分にさえ気をつければよいが、動物性脂質の多い洋食や中華料理は食べ過ぎないよう注意したい。また米飯やラーメン、スパゲッティなどの含水炭素も食べ過ぎると肥満、ついで動脈硬化をまねくのでほどほどにし、適当に運動するよう心がける。
残念ながら科学が進歩した現代でも、いまのところ動脈硬化につける根治薬は皆無といってもよい。ただし、小暮医院長の小暮賢三氏によれば、電解イオン水《還元水》は脂質代謝によいとの報告がある。治療法が見つからず、いたずらに右往左往している現在では、ぜひ試みてみるべきだと思う。

ガンと電解イオン水《還元水》

およそこの世の中で、ガンほど怖ろしい病気はない。がん細胞が発生すると、異常な勢いで増殖し、ひとところを侵すだけでは飽き足らず、あちこちに転移して、組織や臓器を食い荒らしていくのである。まさに手のつけられない悪魔のしわざといってよい。
それだけに、実際に執刀して手術をしたり、解剖してみた医者はだれでも、その暴虐ぶりを知っているせいかガンでだけは死にたくないものだと痛感し、早期発見、早期手術をすすめている。無理もないことだ。
ガンの原因については諸説あり、刺激説、突然変異説、ホルモン説、ウイルス説、果てはたばこによる肺がん説や特殊発がん物質によるとするものなどいろいろだが、いずれもキメテに欠けるものばかり。“群盲象を撫でる”とはよくいったもので、今日の進歩した偉大なる科学の力をもってしても全貌をはっきりとつかむことはできないのだから、まことに残念というほかない。
発生の原因がわかっていないのだから、明確な予防法や治療薬が確立できるわけがない。世界中の研究者が必死になって原因を追究しているのだが、現状では、“日暮れて道遠し”といった感じさえ強いのである。
私は長年の間、医療に従事してきた経験から、どうも食生活とガンの発生とは何らかの関係があるのではないか、と考えている。注目すべきことは、アメリカのがん研究所第一人者として知られるランシング博士もがん細胞はアルカリ性の体質では育たないというレポートを発表している。
こうした意味から、酸・アルカリのバランスをよくし、正しい食生活によって人間本来の姿である弱アルカリ性の体質を堅持して進退の調子を整え、自然治癒力を強大なものにしておけば、ガンにかぎらず、すべての病気の侵襲を、そう簡単に許すはずがないと私は考えるようになったのである。すくなくとも発病の予防や、また不幸にして発病したさいの治療にあたっても治癒機転の強力な推進力となるものと信じる。
電解イオン水《還元水》ががんに効果がある、こう思いはじめたのは、このようながん発生にまつわる一つの推理と同時に、私自身が実際に診た患者の症例からである。“百聞は一見に如かず”ーーーくわしい症例については後で述べることにして、ここでは具体的に、一つの例をあげて、電解イオン水《還元水》とがんとの相関関係をご推察いただこう。
私の友人の奥さんで、年齢は五十八歳、某大病院で胃がんと診断され、手術を受けることになった。ところが、開腹してみると胃の大部分がやられ、あまつさえ肝臓に転移していて手の施しようがない。手術をあきらめてそのまま縫合してしまった。胃痛と嘔吐が激しく、水を飲むのも困難な状態で「一週間もたないだろう」とのこと。私は院長の了解を得て、電解イオン水《還元水》を使用してみることにした。最初のうちは脱脂綿に含ませて流し込む程度だったが、だんだん増量してガブガブ飲むようになり、4~5日もたつと嘔吐が止まり、食欲もでて「てんぷらが食べたい」などと言い出して、院長以下、担当の先生方を驚かせたという。このような状態で二週間後には無事退院され、一週間のはずの生命が半年以上も生き延びることができたのである。この間、ほとんど苦痛らしい苦痛もなく、安らかに息を引き取って家族一同から非常に感謝されたのであった。
カルシウム電解イオン水《還元水》は、もちろん十分な実験的裏づけのあるがん治療法ではない。しかしながら、すくなくとも制がん作用のあることは、臨床上からも明らかなのである。がんの症状そのものがたいへん不定なので、決定的な診断を下すことさえむずかしいのが現状だが、一般的にいって、顔色に生気がなく、黒ずんだ色を呈し、目だってやせていく傾向がある。このような症状になった時は面倒がらずに直ちに専門医に診てもらい、一日も早くがんの増殖をストップさせるようにしてほしいものだ。

《還元水》 高血圧と食事療法

血圧は俗に、自分の年齢に90を加えた数が正常といわれているが、必ずしもそうとは決まっていない。生まれつき若いうちから高い人もいれば、食べ物あ環境の変化などによって、二十代から血圧の高い人が最近ではかなりふえてきている。高血圧はもはや老人病とはいえなくなっているのが現状といってもよい。
ふつう、血圧というものは年をとるにつれてだんだんとあがっていくものだが、最高血圧160、最低血圧90以下の範囲内であれば、とくに著しい症状をともなわないかぎり何ら心配する必要はない。ただし、信用のおける主治医に従い、定期的に血圧を測ってもらって、適切な養生法を守ると同時に、正しい食生活を厳守することが肝要である。
むやみと血圧を気にして、いたずらに薬を服みたがったり、神経をとがらせて安眠できなかったりする人がいるが、このようなことでは治療上マイナスになるばかり。いわゆる本態性高血圧は、養生と食生活が第一。あまり症状にこだわって勝手に血圧を下げたりする薬を常用することは禁物だ。血圧降下剤は必ず多少なりとも副作用をともなうからである。
高血圧を未然に防ぎ、血圧を正常に戻す根治薬は、残念ながら今のところない。そこで、養生と食生活を第一に考え、たとえば酸・アルカリのバランスをよくするために米や肉、砂糖を控えめにして、野菜、豆、小魚、海藻類をなるべく多く食べるように。美食や偏食を戒め、また食塩を摂り過ぎないようにすることが大切だ。
植物性の脂肪、とくに大豆油や豆乳などは血管の老化を防ぐといわれているので、大いに賞用すべきであろう。
第一回シンノオル研究発表会いらい、高血圧に効果のあった電解イオン水《還元水》の治験例がいくつも報告されており、とくに第十二回研究発表会では二十例のものぼる治験例があげられている。服薬を中止すると一週間以内にふたたびものとの高血圧に戻ることの多い血圧降下薬に比べて、電解イオン水《還元水》は副作用もなく、血圧も安定させるので、試みてみる価値は十分にあろう。
第一回研究発表会では「動物に絶えず騒音を聞かせてジンパチトニーを起こし、その結果、高血圧症を惹起した時に血清を調べてみるとA/G比が低下していてカルシウムイオンが減っている。したがって電解水が高血圧症に効くのはカルシウムイオンと密接な関係がある」(桑田氏)と報告されているほか、血液の浄化作用上、効果のある報告もおこなわれている。「電解水は血液の浄化作用があるように思われる。その証拠には、採血した試験管に電解水を加えると新鮮な赤い色になる。これは赤血球や血清に対して作用することを明らかに示している」(渡辺氏)
このように電解イオン水《還元水》を使用していると血液の粘着度が低くなり、血流がよくなって高血圧症に有効にはたらく。そのうえ電解イオン水《還元水》には強心利尿作用があることは著明であり、高血圧症の治療に悪いわけがない。
一歩間違えば脳出血という「死」に直結する恐ろしい病気の高血圧だけに、日常生活では快眠、快食、快便にこれつとめ、怒ったり、過労に陥ったり、精神面でも心労をかさねたりしないよう心がけたいものである。

《還元水》 脳出血患者にイオン水をすすめる

わが国の死亡原因中のトップを占める脳出血は年間約30万人に達するといわれているが、その予防や根治薬については、医学の偉大な進歩にかかわらず、いまのところ発明発見されていない。
いうまでもなく脳出血とは、脳内の血管が破れて出血し、そのため脳の神経中枢に障害が起こって手や足の知覚神経がマヒしたり、大小便の失禁や言語障害がおこる症状をいう。ひどいのになると嘔吐のため窒息や肺炎をおこし、広範囲な出血になると意識が混濁、あるいは喪失して昏睡状態に陥り、呼吸中枢をやられて大いびきをかいたまま心臓が弱って呼吸マヒからあの世行きとなる。大ざっぱにいって、即死に至らないものを脳溢血、重くて死に直結するものを脳卒中といって区別する。くも膜下出血、脳梗塞なども、これらの症状のバリエーションと考えてよい。
私は第七回シンノオル研究発表会で、四つの脳出血例について、電解イオン水《還元水》を服用させた結果を発表した。200~250の最高血圧を160内外に安定させ、日常生活に不自由なく軽作業に従事させたのが二例。半身不随症を残したものの、血圧は最高160以下に安定して大変元気に経過良好の二例である。
このケースからも、脳出血の予後と治療には電解イオン水《還元水》が有効であることがわかる。同研究会員の同意者も多かったので、私は自身を得た。それ以来、脳出血の患者には食養生や早期のリハビリテーションと平行して、イオン水の服用をすすめている。脳軟化症の場合にもイオン水服用が効果的と思われるが、いまのところ症例がないので実績として示せないのが惜しまれる。
脳出血をおこす危険な因子としては、なんといっても高血圧が第一だ。あた、たとえ血圧は高くなくても、お年寄りの人や飲酒家、眼底検査の結果、異常所見のある人、平素から心臓に異常のある人は、ぜひとも注意しなければならない。定説ではないが、ある学者の説によると遺伝も関係しているといわれる。いずれにせよ暴飲暴食を慎み、興奮したり怒ったりして血管運動神経に影響を与えぬようにしたい。脳出血の発作がおこったからといって、いたずらに血圧降下剤を使うことは心臓に悪影響を及ぼすので、発作直後には絶対に避けなければならぬ。

《還元水》 心臓のはたらきに抜群の効果

心臓病だけは一寸先は闇である。かつて現場の法医として勤務していたころ、頓死に心情病の多いことは十分すぎるくらいに経験している私としては、これで大丈夫といえる心臓病などめったにないということができる。
いうまでもなく心臓が止まってしまえば万事休す、一巻の終りである。心臓は私たちが生まれ出るまで働きどおしなのだから、たいへんな労苦といわなければなるまい。
医学的にみると、一分間に約70前後の脈拍で新鮮な血液を全身に向かって送り出すという馬力のいる難作業を、昼も夜も、自律神経によって片時も休むことなく自働しつづけている。
なんと一日100,800回、一生涯になると天文学的な数字になる拍動回数だ。常にいたわり、ねぎらってやらないとポンプに故障が起こり、いつエンジンが止まってしまわないとも限らない。
こうしたことからも、心臓は大切にし、激しい運動をした後などは、できるだけ養生を心がけ、規則正しい生活と正しい食生活を平素から守ることが重要となってくる。
電解イオン水《還元水》は、そのためのお手伝いの一つであり、事実、電解イオン水《還元水》を毎日使用していることによって、心臓が強化され、健康な毎日を送っているケースもたくさんある。
正しい食生活を送るためには、酸性体質にならぬよう、美食を避け、とくに動物性脂質を取りすぎぬよう注意しなければならないが、電解イオン水《還元水》を常用していれば、むやみと心配しなくても、しぜんと強心利尿作用があるので、心臓に重い負担がかかってこない。その意味では耐久力がつくと解釈してよいだろう。
近ごろは食生活が欧風化し、和洋入り乱れてきていることもあって、若い人々の間に高血圧症が漸増しているが、これに劣らず、心臓病患者も増えるのではないかとおおいに懸念されている。
ふだんから美食に流れないよう、酸・アルカリのバランスのとれた正しい食生活を厳守するようにしたいものだ。
電解イオン水《還元水》の強心作用がそのための一助となれば、幸いである。

《還元水》 狭心症と心筋梗塞

心臓病の中で、もっとも重い症状を呈するのが狭心症と心筋梗塞である。
狭心症も軽いうちなら、食べ物に注意し、日常生活を厳しく規制して養生法を守り、とくに肉体的労働や精神面の心労などを避けるようにすればどうということもないが、発作がたびたび起こりそのつど症状が重くなってくると、いずれは心筋梗塞を起こして不幸な結果になってしまう。たとえ心筋梗塞を起こして不幸な結果になってしまう。たとえ心筋梗塞とまではいかないにしても、何か強い衝撃があったような場合には、発作中に心臓マヒが起こり、あっという間にあの世行きとなってしまうので、まことに恐ろしい病気である。
狭心症の症状は、胸がしめつけられるような感じで、なかにはキリキリと痛むこともあり、心臓部の苦悶、圧迫感があり、冷や汗をかいてもがくありさまは、見るも哀れだ。
心筋梗塞になると、これはもう重症中の重症で、狭心発作をおこすだけでなく、心筋がすっかりイカレてしまうので、今日の進んだ医学の力をもってしても、もはや手のつけようがないというのが現状である。
狭心症の発作の原因としては、なんといっても心臓自身を養う冠状動脈の硬化を第一にあげなければならない。また、ルコールやニコチンの中毒、暴飲暴食、胃腸のガス膨満、心臓のはたらきを激しくさせるすべての労働などをあげることができる。
いずれにしても、冠状動脈に硬化症状がでてくると、心臓自身の栄養となる血液が供給されにくくなるため、心筋はやがて栄養障害を受け、心筋梗塞という決定的な死病にとりつかれてしまい、強心発作も数多く起こってくる。これを治すには、カンフルやジキタリス剤、強心剤や血管拡張剤などが使われ、発作時にはニトログリセリンやモルヒネ等が用いられるが、そのどれもが対症療法の息をでないものばかりで、結局は養生以外にない。まことに心細いかぎりである。
再びここでくりかえしいっておきたい。「心臓病になってからでは、もう遅い」とーーー。
しかしながら、遅いというだけで手をうたないのでは、医師の本道にもとる。そこで、理屈はともかく、今からでも遅くない、これならできる、という方法だけをお伝えしておこう。それは、人間本来の弱アルカリ性の体質にひきもどすように、酸・アルカリ平衡の大原則を前提として、正しい食生活と養生を守り、肉体的労作はもちろんのこと、心労などの精神的影響にも十分配慮して療養することである。こうすれば、狭心発作だけはすくなくとも軽減することが可能である。
電解イオン水《還元水》の常用は、この軽減に大いにあずかって力ある。これまでの臨床経験からもそれは十分に立証できる。最近、つぎのような興味ある実験成績を得たので、ご参考までに付け加えておく。

<実験例>

健康なマウス三匹を選んで、その心臓を摘出し、そのままシャーレーの中に放置しておくと、しだいにに拍動が静かになっていき、ついには止まってしまったかのように見える。
この段階で、摘出した心臓をいそいで生理的食塩水の中へ移すと、ふたたび正常の拍動となるが、間もなく、しだいに弱く、かつ間が伸びていって、やがて力尽き、静止してしまう。そこで、この静止したばかりお心臓を手早く、こんどは電解イオン水《還元水》の中に入れてやると、またもや正常な拍動を活発に打つようになり、平均約一分間打ち続けた後、とうとう心臓拍動の完全停止となる。

この実験例からも、電解イオン水《還元水》には強心作用のあることが裏付けられよう。私の臨床経験からも、心悸亢進や心臓弁膜症、心不全、慢性腎炎、腹水などに著効があり、強心利尿作用も十分に認められる症例が多い。したがって、平素から電解イオン水《還元水》を服用していることは、体質の改善をはかるばかりでなく、狭心症発作の予防や治療のためにも、大変重要なことと思われる。ただし、ジキタリス剤とは配合禁忌のおそれがあるので、絶対にイオン水との併用は避けてほしい。なお、最近はA-Cバイパス法という手術が狭心症等にも症例によっては成績を得ているとのことである。

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